画像出典:twitter
なぜ!?小3算数テストで「3.9+5.1=9.0」が減点された!その理由とは・・・
今回は、小学校3年生の算数テストの採点結果が、
Twitter上で議論を呼んだのでご紹介します。
話題となっているのは、あるTwitterユーザーさんの姪っ子の算数のテスト。
『筆算でしましょう』という問題と、「4.8+3.5」と「3.9+5.1」という問題があり、
それに対して姪っ子がこう回答しています。
姪っ子が回答した内容は「4.8+3.5=8.3」と「3.9+5.1=9.0」。
みなさんはこの時点で、回答を見てどう思いますか?
何も間違っていないように思うのですが・・・
この回答に対して、先生の採点結果が議論の元となっているのです!
その採点結果がこちら・・・
なぜ減点!?
姪っ子の小3算数テストの採点結果。.0の有効数字に意味があるというのに全く訳がわからない。 pic.twitter.com/dOUIOYzUg5
— kennel (@kennel_org) 2016年11月16日
「3.9+5.1=9.0」に対して、1点の減点が付けられています。
これは推測するに、「3.9+5.1=9」が望ましかったということなのでしょうか?
これには投稿者さんも、『.0の有効数字に意味があるというのに全く訳がわからない』
とツイートされています。
有効数字とは・・・
ある測定結果をその測定精度に合わせて表示するために必要な数字の桁数
これにはTwitter上でも議論が巻き起こり、投稿されたツイートは4日で
14,000RT(リツイート)されるほど注目を集めています。
出版社『東京書籍』公式ページ
姪っ子さんの使っている教科書を出版している『東京書籍』の公式ページに
似たような質問がされていました。
Q.「1.2+2.8」の筆算において、答え4.0の「0」のみを斜線で消し、
小数点は残したままにしている理由を教えてください。
引用元:tokyo-shoseki
なるほど、これは今回議論されている内容にぴったりの質問ですね。
果たしてこちらに対しての『東京書籍』の回答は・・・
筆算について、正式な基準や方法が定められているわけではなく、
児童の実態などに応じて柔軟にご対応いただいて差し支えないと考えています。
要は、「答えは4である」ととらえることができればよいのであって、例えば、
「斜線を用いて0を消去していないから誤りである」とか、
「小数点を斜線で消去したから誤りである」などといったことは全く意図していません。
引用元:tokyo-shoseki
筆算の手続きに従って計算すると、結果は4.0となります。
ここでは、有効数字については考えませんので、4.0と4は同義であり、
児童にとっても、筆算から得られた「4.0」から、「答えは4」とするのが自然です。
「0」をそのまま残した場合、「小数の計算において,小数点以下が『0』になるときには、
4.0と答えなければならない」との誤解が生じる可能性、また、
小数点があることを忘れ、「答えは4 0」という誤答が生じる可能性に配慮し、
0を斜線で消去することとしました。
引用元:tokyo-shoseki
さらに・・・
筆算には正式な基準や方法が定められているわけではありません。
教科書紙面は、上述のような考え方に基づいて扱っていますが、
斜線を用いた消去の表現について児童から疑問が出された場合には、
その内容に応じて柔軟に対応していただくのがよいと考えます。
引用元:tokyo-shoseki
こうやってみると、「9.0」という回答が減点されるのには違和感がありますね。
とはいえ、もちろん採点をした先生にも何か理由があるかもしれないので、
それを聞いてみないことにはなんとも言えませんが・・・
さらに、世界的数学者の森重文先生はこう見解しています。
断言しちゃってますね・・・
ネットの反応
・なぜ減点なのか…。むしろ花丸だろうに。
・えっこれダメなの?有効桁が0.1なのに、9.0をバツにするとか、
先生が算数やり直しレベルじゃないかな?・学校で教えていないことを答えると減点の一種ですかー。
・こんな些細なことで算数嫌いを増やさなくてもいいのに…
・なぜ子供に説明のつかないトラウマをすり込むかなぁ〜
・”.0″ を残すと誤差を含むように見えてしまうので、
この場合は消すのが正解だと思います。・小学3年生では有効数字を習わないからですね。学校のテストの最大の目的は、あくまで授業で教えた範囲の理解度の確認であり、答えの正誤ではありませんから。
いかがでしたか?
この採点結果をあなたはどう思いますか?
この出来事をきっかけに、姪っ子さんが算数嫌いにならなければいいなと思います。
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